ソウル経済[인터뷰]’D.P.'(디피) 구교환 “그냥 한호열이 행복했으면 좋겟어요”
2021.09.06 チェサンジン記者
大きくおしりに名前が書かれたパンツのゴム紐をパチンと引っ張りながら登場した時、そんな人物だろうとわかった。盗まれて裏返しに着ていてもすぐわかるようにするディティールの細かさ。喫煙室になったシャワー室でファブリーズを用意し、自然にPX(軍内売店)商品を巻き上げる老練さ。自隊復帰しろという指示に「一緒に行こう」という容赦無さ。そして先任に突っかかって殴られる直前まで怒らせて結局投げ捨ててしまうその“一言”。
そうだ。それは決して演技しようとして出たものではなかった。ただ出てきたものだった。ハン・ホヨル上等兵、彼そのものの姿でその人格に近づいた。ク・ギョファンは「私もあんないい人が自分のそばにいたらいいのに」と考えながら自身に彼の顔を植え付けた。
「シナリオの中でハンホヨルは完成されていました。緩急の調節がうまかったという話はホヨルそのものに近づいておっしゃっていただいているようで、私としてはキャラクターの感情にある軽い重いを定義するのは難しかったです。外交的な姿、ユーモアやジェスチャーをなぜするのかを考えてみたりもしました。ドラマの中では省略されましたが、彼の以前のエピソードを見せないほうが説得力を出せると考えたりもしました。アンジュノの前ではそうやって存在することが最善の選択だったと思います。」
「世の中にほんとうにこんな先任がいるだろうか」という考えはややもするとハンホヨルの存在を異質的に映し出す。彼はそういうところがハンホヨルの姿だという。実際にも、そうでは無くて劇中では関係ない話だが、ハンホヨルはアンジュノが作り出した仮想の人物ではないかというようなアプローチもしてみた。ジュノを見ているとホヨルのようだし、ホヨルを見るとジュノのようで。クギョファンは「ふたりの人物を演技している気持ちになった」と語った。
二等兵アンジュノが上等兵くらいになればそのふてぶてしさは無くてもハンホヨルの雰囲気に似ていくだろう。彼はハンホヨルを「ジャジャンラーメンに鍋ラーメンまで煮てあげて、焼きマンドゥを前に置いてD.Pを一緒に見たい友だち」だとし、「ひとりじゃないと話してあげたい」と話した。裕福な家庭で育ったひとり息子で、口数が多く軽く見えるけれどじっとしているところを見るとまたそれだけではない…。見れば見るほどわからない人物だ。
「いくつかの並行世界をつくってハンホヨルをその位置へ置いたが、今見ているハンホヨルははじめからそこにいた人のように設定しました。どのようにしてD.Pになったのかということより‘ただ必要だから現れたひと’だと思ったんですよ。別の前エピソードもありますし、情緒的な部分にも気を使いましたが、何よりもそのときハンホヨルが必ず現れなければいけないと思いました。」
彼は演技を始めるときいつも‘もしも自分だったら’と考えてその役柄と向き合う。ハンホヨルは自身が一番似たい部分を加えた。分け目、靴のサイズ、声、ユーモアセンスくらいは自分に似ているが、彼はもっと勇気があって格好いい人だと思う。
だからだろうか、何気ない現場でのアドリブさえ真剣に考えた。監督と衣装車の前で対話し、その日の撮影シーンについてのアイデアを出し合った。フィードバックをもらい、監督の選択によって撮影に移る。視聴者が感じたアドリブは‘その日の選択とディティール’の中のひとつに過ぎない。その繊細さがすなわち人々に彼を‘やたらと気になる俳優’と呼ばせるようになった。彼は‘気にならないより気になるほうがいいです’と笑いながら話を続けた。
「私はずっとこの世界にいました。不思議でありがたいですね。これからももっとたくさんの人物(役柄)に会える機会ができたということへのありがたさが先に来ます。人物を作り上げるときいちばん大きな目的は観客と視聴者に会うことだと考えます。それがだんだんと広がっているのはうれしいですね。」
パートナーのチョンへインとの呼吸は完璧だった。すっかり固まってしまったまま世の中を軽蔑するような眼差しを放っていたアンジュノにとって、図々しいハンホヨルの姿はまるで道筋を示しているようだ。エースも特級兵士の道も閉ざされてしまった状況にアンジュノが耐えるための綱はハンホヨルしかいなかった。彼はいちばん印象深いシーンとして釜山へ到着したとき‘Hi!プサン’と言いながらバスを降りるホヨルの後ろでジュノが笑うその表情を挙げた。お互いが引っ張りながら後押しした。
「チョンへインとはとても親密な存在になって、今すぐ一緒にどんなシーンを作るとしても全く恥ずかしくない相手になりました。ものすごくたくさんインスピレーションをくれる俳優で、ハンホヨルの言葉で何かをすると、また何かを返してくれます。笑えなければ笑わないし、笑えれば笑って。シーンの中でホヨルの言葉を聞いているところ見て勇気と学びをもらいました。これはキムソンギュン先輩にも同じように感じた感情です。反応をもらったらそれを聞いてまた動きながらシーンを作っていくことにときめきと愛情をたくさん感じました。」
ドラマが公開された直後から時間が経つほどシーズン2についての話題が溢れかえっている。進級して変わっていくアンジュノの姿と軍への視線、また他の脱走兵たちまで。様々な気のきいた推測がなされ期待を膨らませる。もちろんまだ公開されていないハンホヨルの以前の前日譚にもまた大きな期待が集まっている。
「キムボトン作家とハンジュニ監督へ私も問い合わせてみますよ。ハンホヨルについての以前のエピソードは今でも十分だと思うところもありますし、気になる点もあるけれどこれ以上知りたくないところもあります。そのシーンを見たくないというのもあるし。私はただハンホヨルが幸せだったらうれしいです。映画仕事をしていて、ドラマを撮るのは技術的な差は感じなかったですが、長い時間一緒に過ごしているような気持ちになりますね。これからもずっと一緒に過ごしていきたい思いです。」
D.Pにドツボっている今、勉強も兼ねてで気になったインタビューを訳してみようとやってみましたが、読んでざっくり内容把握するのと一文一文訳すのはやはり全く違いますな…
万年中級の語学力の人間が訳していますので、だいぶ拙く…もうちょっと意訳的にできたらいいんですが語彙力がまるでなく変な直訳みたいになってる。誤訳がありましたらすみません。
전사=前史ってどう訳すのが正解なんだろ。前エピソードとか前日譚としましたが、エピソードってなんか…違うよな…
後半の”유들유들한 한호열”というの箇所をしっくりこね~と思いつつ他に考えつかなかったので図太いと訳したんですが、ただ飄々として 유들유들、능글능글?だけじゃないホヨルなのでめちゃくちゃ魅力的で引きずってしまうんですよね…
ジュノヨルがふたりでひとり、ジュノがホヨルでホヨルはジュノで的な話は他のインタビューやネトフリコリアのコメンタリーでもチョンへイン・クギョファンふたりともよく話をしていて興味深くすごい好きな解釈で…そっちも時間あれば訳してみたいです。
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